6日目
敦煌から北京に戻る飛行機は10時50分発ということで、今朝はかなりゆっくり。
ホテルを9時40分に出て、空港に向かう。
飛行機は、ほぼ定刻に離陸。
窓際の席だったので、敦煌から北京まで、ずっと外を見ていたんだけど、ず〜〜っと砂漠というか土漠というか、荒れ果てた大地だけ。
途中、あれはひょっとして黄河だろうか、という大きな河も見えたんだけど、かなり水量が少なかったような・・・・。
北京までは約2時間半。
そのほとんどが、砂漠の上を飛んでるという印象だった。
北京が近づいて高度が下がっていく。
今日は黄砂があんまり飛んでないみたいで、結構、よく見えるんだけど・・・
窓から見た北京近郊・・・
緑が少ない・・・・。
やっぱり砂漠が迫っているという噂は本当?
北京
空港では、初日お世話になったガイドのカクさんがお出迎えをしてくれた。今回のツアーでは初日は北京とはいえ空港に近い郊外のホテルに泊まったので、市街に入るのはこれがはじめて、ということになる。わたしも北京は初めて。
折角の北京
せめて、天安門広場くらいは見たい。
というリクエストをしたところ、昼食の後、わざわざ天安門広場の周りをバスでぐるぐる回ってもらえた。
本当だったらバスから降りて観光したいところだけれど、中国でもGW真っ最中ということで、人出がすごくて、バスが止められないんだそうです。
写真は言わずと知れたご存知、天安門。この奥が故宮。
そして、天安門の向かいが天安門広場。
写真奥の建物が毛沢東の遺体が置かれている毛沢東記念堂
手前にある塔みたいなのが、人民英雄記念碑
天安門広場というと、どうしても天安門事件を思い出してしまうけれど、ガイドさんの前では、その言葉はタブーだろう。
凧揚げしてる人がいたり、すっかり憩いの広場になってるよ・・・。
で、これは天安門広場のすぐ横にある人民大会堂。
中国の国会議事堂というのかな。
さすが共産党
赤旗が翻ってます。
こんなにたくさん。
そういえば、今回のツアーでは、色んなところで旗を見たな
赤旗に限らず、色んな旗が翻ってたけど、中国人って、旗が好きなんだろうか?
そういえば、日本じゃ、あんまり旗って見ないよね。
ということで、天安門広場のまわりをぐるぐる回ってもらって、バスは北京の繁華街王府井近くのホテルへ
実は、ツアー初日にガイドさんが、京劇(280元)・雑技(200元)・カンフー(300元)に希望者を案内してくれると約束してくれて、手配もしてくれていた。迷ったけど、わたしは雑技を申し込んでおいたんだ。京劇も見たかったけど、雑技なら言葉が分からなくても楽しめるかなって思って。
で、夕食前に、それぞれ分かれて出発。
ホテルを6時半にでて、着いたのが6時50分
外国人観光客や地元の人たちで賑わっております。
席を取り合って派手な喧嘩をする中国の人たちに圧倒されつつ、7時15分の開演時間を待つのであります。
そして、始まりました〜。
派手〜〜。
これは期待できそう〜〜。
中国の雑技団というと、なんといっても上海雑技団、という先入観があるけれど、ここの雑技団も凄かったです。
左下は男性陣による獅子の玉乗り、右下は女性陣による皿回し
次々と信じられないアクロバットを披露してくれます。
こういうの見ちゃうと、オリンピックの新体操なんて、やっぱりアマですな。
いやあ、プロは凄いや。
そして、最後は、ここの売り物である自転車の15人乗り〜〜
あ〜面白かった♪ あっという間の1時間15分でした。
雑技団の演技に興奮しつつ、夕食のレストランへ。中国最後の夕食です。
そう、北京といえば、やっぱりこれ
憧れの北京ダックちゃん♪
おいしくいただきました♪
7日目
7日目、朝早い便で成田に向かい、ほぼ予定通りに成田着。あっという間の7日間でした。
なんでも、敦煌を訪れる人のほとんどは2泊くらいしかしないんだそうで、4連泊もするのは珍しんだそうです。でも、まあ、その分じっくりと見られたんで石窟巡りとしてはかなり満足。
訪れた石窟を総括すると
莫高窟 やっぱり別格 でも特別窟を見ないと魅力半減
楡林窟 特別窟の3窟・25窟がすばらしいほか、全体的に保存状態がいい
東千仏洞 穴場 行くのは大変だし、公開されている窟も少ないけど訪れる価値あり
西千仏洞 敦煌から近くて、ひなびた雰囲気、時間があれば
・・・というかんじかな。
心配していた反日感情も、少なくとも敦煌では感じなかった。観光で生きている街だから、というのはあるんでしょうけれどね。日本人は上得意みたいだし。
ただ、今回の旅で残念だったのは、前回の旅行の時みたいに、大都市と田舎の格差とかを見ることができなくて、観光地を廻るだけになっちゃったことかな。
あ、でも、今回も中国ならではの経験というのはあったな。
まず、北京のガイドさんが「黄砂には『外国』の影響で有害物質も含まれていて北京市民も迷惑している」と言ってたことには、目が点になりました。そういう情報が流されてるんだろうな。
あと、北京のホテルで見てたNHKの地球温暖化がらみのドキュメンタリーが途中で何回も「放映権の関係で放送できません」と中断してた。あまりに露骨なんで、ある意味感動したけど(苦笑)。
とはいえ、やっぱり中国の歴史には圧倒されるし、近くて安いというのは魅力なんで、また行きたいとは思います。反日感情はともかく、せめてトイレをなんとかしてくれないかなあ。
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