9日目・サッカラとメンフィス


バハレイヤオアシスから今日はカイロに戻る日。途中でサッカラの階段ピラミッドやメンフィスを観光する予定。


朝7時半にオアシスを出ることになってる。

朝6時ちょっと前に目を覚ましたら、きれいな朝焼けが見えました。

きれいだなあ。

予定通り、7時半にホテルを出て、ひたすら荒涼とした砂漠地帯をカイロに向けて走る。

カイロ近くのサッカラに着いたのは、ちょうどお昼の12時。



サッカラでは、噂の「鳩料理」が出ました。写真をUPしたほうがよかったかな。チキンとあんまり見た目は変わらないんですよ。味はエジプト人は大好きというけど、チキンより油っぽくて骨が多かった・・・。


サッカラ・階段ピラミッド


サッカラの階段ピラミッドは紀元前2620年ころにジョセフ王によって建てられた最初のピラミッドと言われている。

有名なギザのピラミッドより100年以上古い。

このピラミッド以前の王墓はマスタバという日干し煉瓦を長方形に積んだ形のものだった。

ジョセフ王の時代に、宰相のイムヘテプがマスタバを6段積み上げるということを考え付いて、この階段ピラミッドになったらしい。
そして、この階段ピラミッドの後に、ギザのピラミッドのような真正ピラミッドが建築されるようになっていく。



このピラミッドは周辺に神殿も残っている。

かっては、このピラミッドの前でセド祭という王位更新の儀式がなされていたらしい。
王位更新の儀式というのは、王が30年ごとに牛と戦って王としての力があることを示したもの。
現在残っている神殿も、このセド祭のための神殿等であるらしい。


この神殿、石がレーザーで切られたように見事。
ほかにもピラミッドの裏には小部屋があり、そこから覗くと王の像が置いてあるのが見える。

このサッカラのピラミッドからは他のピラミッドがよく見える。この周辺にピラミッドがいかに多いか、ということか。

左下は階段ピラミッド北側から見たギザのピラミッド群(左側)とアブシールのピラミッド群(右側)。
右下は、ダフシュールの屈折ピラミッド(左側・手前に小さなピラミッド?が見える)と赤ピラミッド。

階段ピラミッドの周囲には、他に貴族の墓とかの見どころが多い。



メンフィス

メンフィスはサッカラから車で30分もかからない。上下エジプトが統一された古王国時代には首都とされた地だけれど、現在は博物館とその周辺に遺跡が残るだけ。


博物館の一番の見どころは、このラメセス2世の巨像。

というか、この巨像を保護するために博物館が作られたのではないかと思われます・・。


ラメセス2世の像は、エジプト中いたるところにあるけれど、この像はその中でもかなり美しいものではないかと思う。

博物館の2階から、ぐるりと見ることができるようになっている。



こちらは野外に展示されているアラバスター製のスフィンクス。

近くで見ると、とても保存状態がよく、顔も美しい。





他にも、この博物館にはイシス神のレリーフが美しい石棺や、ラメセス2世の息子であるメルエンプタハが建てた柱なども残っている。



今日の観光はこれで終わり。カイロのホテルでゆっくりと。
なんといっても、明日はスエズ運河を越えてシナイ半島へ大移動の日



エジプト10日目に進む
エジプト旅日記TOPに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送