10日目・シナイ半島へ


今日は、カイロを出てスエズ運河を渡り、シナイ半島のシナイ山の麓までの大移動。
明日のシナイ山登頂については、いまだ躊躇があるものの、ともかくアフリカからアジアへの大移動スタート。

8時にカイロのホテルを出発して、スエズ運河手前でのトイレ休憩が10時から、ということは約2時間ですね。
で、スエズ運河なのですが、わたしたちはトンネルで移動します。だから見えません。
し、しかも、トンネルに入る下り坂では左右の警備兵たちが、しっかりと銃口を下に向けているのであります。うう、ここはやっぱり要衝の地なんですな。カメラ構えたりすると、馬鹿、撃たれたらどうする、という罵声が飛び交うのであります。まあ、撃たれないだろうけどさ、撃たれたら取り返しがつかないものねえ・・。カメラは一番間違えられやすいといいますし。


で、緊張のスエズ運河ですが、わずか2・3分で通過。

右は通過中のトンネル内。
普通のトンネルと変わりませんが、この上がスエズ運河なのです。

ここがアフリカとアジアの中間地帯なのです・・・。

あんまり説得力ないけど本当です。

ということで、アジアに戻ってまいりました。
スエズ運河を越えると、こんどはバスはスエズ湾・紅海沿いにひたすら南下。

途中、モーゼの泉というところを見学したりしながら、ひたすら南下。

モーゼの泉、わかりにくいけど右の写真がそれ。

手前に丸く石が組んであるでしょう?
それが泉です。
泉というか、井戸みたいなものですね。


一つじゃなく、いくつもある。
ここらへんでは泉は貴重なんでしょうね。

日本でお大師様が、いたるところで杖で泉を作ってますが、それと同じで、モーゼも色んなところに泉というか井戸を作っている。

後ろに青く見えるのはスエズ湾。

バスはスエズ湾・紅海を見ながら、ひたすら南下。

お昼を食べたレストランは紅海沿いのリゾートホテルのレストランで、プライベートビーチとかありまして・・・実に、綺麗な海でした。
浜辺には、ウニが打ち上げられてたりして(こっちでは、誰も食べないらしい)。
ということで、紅海の風景を少し。


紅海、とても綺麗です。ダイバーにとって憧れの海ということで、最近はリゾート開発が進んでいるらしく、新しいホテルもたくさん建ってました。ヨーロッパからは近くて、いいんだろうなあ。

バスが紅海を離れ、シナイ半島内陸部に入ったあたりから記憶がない。どうやら爆睡してしまったらしい。現地ガイドさんが、イスラム風のノアの箱舟のお話とかしてくれてたのは、おぼろに覚えているのだけれど。

気がつけば、いつのまにか、こんな山の中です。


ここは、オアシスなので緑がありますが、周囲はほとんど後ろの岩山みたいな荒涼とした場所。



シナイ山に近づくにつれて、荒涼さは増して行く。

というか、日本の山と違って、ほんと、木が一本も生えてない山々が連なる。



こんなところをさまよい続けたユダヤ人、きつかったろうなあ・・・と思いつつも、こんな山の上で十戒を授けるなんて、神様は試練を要求するものだとか思ったりもする。
ほんとに、登るんかい??



実は今回のツアーに参加する際、シナイ山登頂はやめようと思っておりました。

そもそも、深夜2時にホテルを出発し、5時半までには山頂に上って、日の出を見ようという計画であります。
山頂は2280m、麓は1500m。
階段が全部で3800段という噂です。まあ、最初の3000段は危ないから新しくできた道を行くという話しでしたが。

この話を聞いた段階で、ホテルで不貞寝計画を立ててました(なんと、ホテルは、コテージ風の結構いいホテルだったしさ)。
なんせ、わたくし、昨年のGWのインカ道トレッキングで、死ぬような目に会ってますから。
同行者に迷惑かけるの嫌だし。

でもね、シナイ山2回目という人たちが、途中まで駱駝で行けばらくちんよ〜とか知恵を付けてくれましてね。
それでも800段の急階段は自力で登らないといけないらしいんだけどね。


「駱駝は楽だ」、なんというフレーズでしょう。あまりに使い古されたフレーズではありますが、大きく心が揺れてしまいました。おまけに10ドルくらいだというし。
だったら、チャレンジしてみるか、などと付和雷同型のわたしは気持ちを変えてしまったのであります。さあ、根性なしで体力ゼロのわたしが、シナイ山の日の出を見ることができるか?

明日は、午前1時過ぎには起床しなくてはなりませぬ〜〜〜。


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