4日目・イースター島2日目
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夜、波の音が凄かった。ホテルが海岸に近いところにあるせいなんだろうけど、波の音があんなに凄まじいとは知らなかった。今日も、風が強いのかな。お天気が心配だな。



9時45分にホテルを出発。まずはハンガロア村を一周して、スーパーで買出しをすることに。

しかし・・・村を一周といっても、あっという間じゃないの。いやあ、ちっこい村だ。メインストリートにも犬しかいないし。

スーパーも、ちっこい店です。
そのくせ、野菜・お肉から、応接セットまで売っているところが凄い。大工道具も売ってるし。

しかし、売っている野菜を見ると、日本だったら傷ものとして売れないようなものばっかり。
絶海の孤島イースター島では、野菜でも肉でも、チリ本土から運ばれてくるらしくて、貴重品なんですね。値段も高いみたいだし。
島の生活というのは、案外、大変なのかもしれない。
あ、あと、カップラーメンが結構あった。韓国製の。
日本製はめったに入ってこないし、高いんだって。
スーパーを出るところで、また雨が降り出した。
嫌だなあ。本降りにならないといいけど。



アフ・ヴァイフ
まずは、アフ・ヴァイフ。

ここは18世紀後半に始まったモアイ倒し戦争の激戦地らしい。

海岸線に作られたアフの上のモアイは、ことごとく顔を下にうつぶせに倒されている。

昨日、学習したので、でっかい石がモアイだということはわかります。
プカオも転がってるし。

手前にある石を並べたサークルで、モアイの目に魂を入れる儀式をしたらしい。
ここのアフからは170〜200体の人骨が出ているとのことで、有力な場所だったみたいだ。大きな部族があったんだろうな。


アフの後ろは、もう波打ち際。

倒れたモアイの写真も撮ったんだけど、それより、つい夢中になって荒れ狂う海を撮ってしまいました〜〜。

だって、凄い波なんだもん。

なかなか、波が砕けるところが撮れなくってさ・・・実際は、もっと大きな波がど〜〜ん、ど〜〜んと押し寄せているのですよ。

よくモアイが波にさらわれなかったものだと思うなあ。重いからかなあ。

それにしても・・・天気、大丈夫か・・・。




アフ・アカハンガ

お次のアフ・アカハンガはアフ・ヴァイフから車で5分くらいのところ。ここもやっぱり海岸線にアフがある。なんでも、3つのアフがあるそうで、さっきのアフ・ヴァイフも大量の人骨が発見されているというし、ここには3つものアフがあるというから、昔は、ここらへんの海岸線にいくつも有力な部落があったということ?


ここには、アフだけでなく、昔の住居跡も残っている。

右の写真がそれ。
石で基礎を作ったんだね。
この石には、実はよく見ると穴が開いていて、その穴にサトウキビの茎を立て、それを上で結んで壁というか屋根にしたんだそうな。

この石組み、ボートの形をしているんだけど、これはイースター島に最初に上陸したホツ・マツア王一行が当初、ボートを逆さに伏せて雨露をしのいだ、ということに由来するとか。

雨露といえば、雨が次第に強くなってきた。わたしも雨露をしのぎたい・・・。



アフに近づくと、ここのモアイは、色んな方向に倒されている。

仰向けのモアイとかもあるし・・。

でっかいなあ。モアイ。

ここも、アフの後ろは波が砕け散っております。

ほんとに波打ち際・・・足元は滑るし、結構、こわいぞ(汗)。

それに雨のせいか・・・カメラがちょっと調子悪くなってきたような?
レンズが




ここには、昔、住居にも使われたという洞窟があるんだけど、臨時の雨宿り場と化しておりました・・。

色んな国の人たちが雨宿りしてます。

カメラがね、カメラの調子が悪いのよ、という声が上がり始めている。

わたしだけじゃないみたい、カメラが壊れないといいんだけど。

それにしても、雨が上がらない。
雨男・雨女がいるんじゃないか、という声が上がり始める。
わたしじゃないからねっ。誰だ誰だ。がやがや。

もうちょっとゆっくり見たかったんだけど、雨でカメラが気になって、早めに車に戻ることに。
昨日の雨はすぐに上がったのにね・・・これからメインのラノ・ララクとトンガリキなのに、大丈夫かなあ、などと不安の声が高まっております。カメラも心配。車の中では、みんなカメラの手入れに必死。外を見る余裕もないし、見ても、雨が強いし・・・。




ラノ・ララク

突然ですが、猫です。

ラノ・ララクは火山で、山麓に作りかけのモアイがうじゃうじゃあるところなんだけど、入口に簡単なレストハウス(というと豪華なものを想像するかもしれないけど、実際はテーブルと木のベンチの上に屋根がついてるだけ)があって、そこにこのにゃんこがいました。

ガイドさんがいうには、ついこの間まで子猫だったのに、でっかくなったな〜とのこと。
レストハウスに住み着いて、みんなに餌をもらってるんでしょう。やたら人懐っこい。

で、ここでトイレ休憩(凄い綺麗で、おすすめ〜。なんと、トイレットペーパーはもちろん、手を洗ったあとの手拭のペーパータオルもある!)をしてから山に登るんだけど・・・どんどん雨が強くなってきている。
だ、だいじょうぶか。わたしのカメラ。



雨の中、ラノ・ララク山を歩く。

雨にけむったところに、次々とモアイが現れるのは、よくいえば幻想的だけど、正直、カメラ大丈夫か、どきどき、状態である。

実際・・・レンズが曇ってしまって、拭いても拭いてもどうしようもない状態になりつつある・・・。

一緒に廻っている人の中には、「シャッターが下りなくなった(汗)」という人も出て来ている。

こんな雨の中、日本じゃカメラ持って歩き回るなんてことはないものね、カメラも想定外なんだろう。

イースター島の観光のメインなのに、この雨はあんまりだ・・・現地ガイドさんが言うには、ここまで雨が降り続くのは、年に10日もないんじゃないか、とのこと。

・・・珍しいほどの大雨に当たっちゃったのか。



誰だ雨男・雨女は・・・。段々と、みんなの雨男・雨女を捜す声が真剣というか険悪なものになってきている・・。う。こわいかも。

わたしじゃないよっ。実際、これまで色々旅したけど、こんな雨にあたったのは初めてだ。



ラノ・ララクには有名なモアイがいくつもある。

正座しているモアイ

船が彫られたモアイ

20mを越える最大のモアイ

・・・・。

雨の中、いちおう、全て廻ったんだけど、こんなに曇ったレンズで何が撮れようか。
せめて、我が目でしっかり見ようと思っても、雨は全く勢いが弱まらない・・・・。
雨具を着ていても、もう、びしょびしょ、ぐちょぐちょである。

正座しているモアイの後ろから、遠くにこれから行くトンガリキが見えたんだけど・・・・雨でこんなに霞んでる。



カメラの調子は、どんどん悪くなって来ている。高い金出して、タヒチ経由で2日がかりで来てこれはあんまりだ。さあ、どうなるイースター島観光とわたしのカメラ、ということで、4日目後編につづく・・・。興味のある方は見てやってください・・・・。


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