4日目・イースター島2日目
後 編


びしょびしょになってレストハウスに戻り、昼食のお弁当を取る。雨は全くやむ気配がなく、さっきの猫がかわいいのが、せめてもの心の支えである。カメラは瀕死の状態だし。


アフ・トンガリキ


アフ・トンガリキはラノ・ララクと並ぶイースター島観光のメインのひとつ。アフの上に、なんと15体ものモアイが置かれている。しかも、このモアイたち、チリ沖地震の大津波で壊滅的な状態になっていたのを日本の企業が修復してアフの上に再び立てた・・という日本ともゆかりのあるモアイである。おまけに入口に一つ離れて立つモアイは大阪万博のときに日本に来たこともあるんだそうだ。


が、しかしっ!

この雨の中、モアイをじっくりと鑑賞することなどできるかっ!!

見てよ
なんとかカメラをなだめすかして写真撮ったんだけど、この水溜り。

まあ、水溜りに写るモアイというのも貴重な写真かもしれないと、おのれをなぐさめつつ・・・。

それにしても、この雨・・・もう服が重い・・・。風邪をひかないように気をつけないと・・・。


なんか、段々と暗くなってきた・・・・。もう雨男・雨女探しをする気力さえない・・・。
でも、この雨、まさか4日間は続くまい。初日の雨と今日の大雨・・・現地ガイドさんが「こんな天気、1年に10日ない」というのだから、明日か明後日は晴れるはずだ。明日のツアーは午前中で終わるというし、4日目は夜の出発まで一日自由時間だというし・・・1日半も自由時間があるんだから、晴れたら今日のところを優先してもう一度回りなおそう・・・。




アフ・テ・ピト・クラとテ・ピト・オ・テ・ヘヌア
大雨の中の観光は、まだまだ続く。

お次は、アフ・テ・ピト・クラというアフの上に立っていたモアイの中では最長10mもの高さのモアイ・パロがある。

一応、撮りましたがね。
ははは。
もう、レンズが曇って何がなんだか分からんね。

ははははは。
でも、まあ、これはパロちゃん倒れてるの図なのですよ。ははは(やけ)。



ここには、テ・ピト・オ・テ・ヘヌアという丸い石もある。
こっちは、かろうじて写ってますな。

石組みの真ん中にある大きめの丸い石がテ・ピト・オ・テ・ヘヌア。
「地球の臍」という意味。
この石、磁石を狂わす力を持っていて、昔はこの石に手を置いて瞑想をしたんだそうな。そうするといい考えがわくとかで・・
しかし、この雨の中、試す気力はありませぬ。ううう。雨、やまないかなあ。
あ。お臍のまわりに置かれている石は意味ないそうで、地元の人が適当に置いてるんだそうです。なんなんだ、それ。



アナケナ・ビーチ


結局、雨が上がらないまま、本日、最後の観光ポイントアナケナ・ビーチに。

このビーチ、「白砂が美しい」ということで有名らしいけど、この雨じゃあねえ。
イースター島最初の王、ホツ・マツアが上陸したという伝説の地ではあるのだけど・・・。

ここにはアフ・ナウナウというモアイもあるんだけど、この雨では・・・。

砂の中に埋もれていたため、ここのモアイは保存状態が良く、背中のレリーフが綺麗に残っているんだけど・・・どうやって、この壊れたカメラで写真を撮ればいいのでせう。

アフに使われた石にもとかげ人間とか不思議なレリーフがあったりする。他に、モアイの顔が石組みに使われてたり・・・ああ。カメラがカメラが・・。



なんか、悲惨だよ。今日、結局、イースター島のメインはことごとく大雨にたたられ・・・。

し、しかも、アナケナ・ビーチの観光が終わり、村に戻る途中で、雨が上がったじゃないかっ。

おのれおのれ。イースター島、馬鹿にしてんのか〜〜。村に戻ると、青空である。うぬう。
明日は晴れるに違いない。明日は絶対にリベンジだ。絶対に、ラノ・ララクやトンガリキを廻ってやる〜〜〜!!!

村の民芸品市場でお土産のモアイを買いあさってから、ホテルに着いたのが5時ちょっと前。早速、ホテルでラノ・ララクやトンガリキを廻る方法を相談してみる。時間的には半日あれば大丈夫とのことだけど、どうやらレンタカーはトラブルが多いらしい(保険もないそうだ)。それじゃあ、タクシー借り切るか。少しぐらい高くても、ここで金を使わなければお馬鹿だろう。うう。頑張る。タヒチで買物しなくてよかった〜。




ハンガロア村からタハイ遺跡村へ

折角晴れたんだから、ちょっと村の周辺を散策してみようと思った。
雨に濡れた服を着替えて、予備のカメラを持って、出発。

村は・・・・のどかだ。

人がいない。

犬は多い。
民家の屋根にまで犬がいる・・。

海岸線には、モアイがぽつん、ぽつんと置かれている。
これ本物なのかな?最近のレプリカかな?
なんか、ぼろぼろなのや、やたらきれいなのやら・・

モアイを見ながら、歩いていると、更に向こうにモアイが見えてくる、という感じ。
けっこう、てくてく歩いたけど、更に、遠くにモアイがいくつか見えてきた。

天気もよくなったことだし、あそこまで行ってみよう〜。

それにしても、イースター島、モアイだらけだなあ。

どうやら、遠くに見えているモアイ達はタハイ遺跡村のモアイらしい。

道もあるんだけど海岸近くを突っ切ってみた。途中にオロンゴにあったような家みたいなものもある。面白い、ここらへん一帯が遺跡なんだ。



ここには、5体のモアイが乗ったアフと、1体づつのモアイが置かれたアフが2つある。


一番、奥のモアイには目が入ってる。
どうやら、これが今のイースター島で唯一目が入っているモアイらしい。

目の入ったモアイは、かなりのインパクトである。
近くで撮ろうとしたんだけど、見事な逆光。

そのときに、ふと気がついた。

隣の5体のモアイを狙っているギャラリーの存在に。

そっか、ここは島の西側。
モアイの後ろに沈む夕日を狙っているのに違いない。

さっそく便乗することにした。
早く夕日が沈まないかな〜。わくわく。




まずは近くで撮ってみる。青空が綺麗だ。


少しづつ、空が染まってきたので、後ろに下がってみた。海が綺麗。

太陽が海に沈む・・・。


うわあ。き・・・綺麗だ・・・。


更に更に空が綺麗になりそうだったけど、気がつくと、足元がかなり暗くなっている。ホテルから30分くらいかかっているし、下手すると真っ暗になって帰れなくなるかも。
後ろ髪をひかれる思いでホテルに帰ることにした。帰る途中、空が、こんどはピンク色に染まって来ている・・・。

ホテル近くの港に立つモアイまで戻ってきたとき、空がこんなに綺麗になったんだよ・・。


今日は前半は雨に降られてずたずただったけど、こんなに綺麗な夕日が見られてラッキーだ。明日はきっと、お天気も回復するに違いない。回復したら、絶対ぜったいリベンジだ〜〜!



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