インド１５日間の旅

わたしの最初の海外旅行はアメリカ西海岸だった。留学している友人を頼りに個人旅行で行ったんだけど、なんかあんまり外国という気がしなくて・・・そこで、２番目の海外旅行先を選ぶとき、欧米以外にしようと、な〜んとなく選んだのがインドだった。
アジャンタ・エローラ・サンチーを巡る１週間の旅。もう５年近く前のことだ。
しかも、GWに日本に居たくないな・・・というだけの理由で何の予備知識もなく出かけてしまったので、５０度を越える酷暑期のインドには色々とぶちのめされたのであった。

インドに行くと、もう二度と行きたくないという人と、はまってしまってインドに入り浸る人に分かれるということはよく聞くけど、最初のインドでは正直どっちでもないな、と思った。

二度と来たくないという人の気持ちはよく分かる。垢だらけの痩せた子供達が、物乞いに群がって、つきまとって、離れないんだから。カースト制度による貧富の差の凄まじさに嫌悪感を感じてしまう人は多いんじゃないだろうか。それに一流ホテルですら生野菜には気をつけろといわれるんだから、衛生状態の点からもダメな人にはダメだろう。私のお腹は、ず〜っと元気だったけどね。
でも、あの混沌というかエネルギー・・・それに日本とはあまりにも違う価値観・世界観に圧倒されるのも事実だ。続けて行く気力はないけど、そのうち、またきっと行くんだろうな、インド、と思ったものだ。

５年ぶりというのは思ったより早かったのか、遅かったのか。

今度は１５日間でインドのハイライトを駆け足で回る旅。
インド入門編みたいな旅だし、かなり慌ただしいんだろうけど、インド広いから、一度はこんな旅もしておいた方がいいかと思って。

１日目

１２月２４日ということで、成田はまだ混んでいなかった。１２時発の予定の飛行機が飛び立ったのは１２時３３分。機内食で聞かれるのは「チキンかビーフか」とかではなく、「ベジタリアンかノン・ベジタリアンか」。エア・インディアだけあって、もうインドである。これから１５日間、毎日カレーだ。牛さんも、しばらくは食べられないんだろうな・・・。

経由地のバンコクに着いたのが１８時４９分。エア・インディアは飛行機から下ろしてくれないので、２時間ほど機内でぼ〜〜っと清掃風景を見ているしかない。
そして、バンコクを出たのが２０時４５分。
デリーに着いたのは２４時１７分・・・・直行便でないからだろうけど、約１２時間の旅だ。
まあ、インドは日本より３時間半遅れだから、まだ９時ちょっとすぎということになるか。

前に来たときも着いたのは夜だった。なんとなく、前より空港が綺麗になっているような気がする。前は犬が随分寝てたけどなあ・・・と思いつつ外に出ると、なんと１ｍ先も見えない濃霧である。今回のツアーは関空からも出ていてデリーにて合流の予定なんだけど、関空からの飛行機は大幅に遅れているらしい。霧の影響なのかな・・・でも、こんな霧でよく私達の飛行機は着陸できたものだと思いつつ、よたよた走るバスでホテルへ。いや、濃霧なんでさすがに慎重運転みたいです。

ホテルはタージパレス・ホテル

５つ星ということで、設備がいい。
ポットでお湯も沸かせるし、紅茶もティーバッグがダージリンやらオレンジペコやら４種類くらいおいてある。

太っ腹だなあ。
・・・・・・・もらっておこう。

お風呂も熱いお湯が出るし、今回のツアー、ホテルがいいというのは本当みたいだ。

ということで、遅いので寝ます。
明日はデリー市内を観光してから、アグラに移動する予定。

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