6日目・テヘラン


バスが夜中に停まる・・・トイレ休憩らしい。外は、あいかわらず雪みたいだ。
寒いから、寝る。

・・・・何度目かにバスが停まったとき、もう朝になっていた。
雪が深い。

朝焼けが綺麗だ。


もうすぐ、コムらしいのだけれど。テヘランは、まだまだ。

コムの街で朝食をとり、テヘランにたどりついたのは、既にお昼近くだった。空港も開いているらしいから、日本に帰れることは間違いないらしい。
とはいえ、テヘランの観光は、かなり省略されることになってしまった。
お昼を食べてから、結局、考古学博物館だけを見学することに。本当は中央銀行の宝物館や絨毯博物館も見られるはずだったのになあ・・・ぐすん。

      考古学博物館

考古学博物館には、紀元前6000年からの色々な出土品があるのだけれど、やはり圧巻はペルセポリスの出土品である。


右は有名なダリウス1世の謁見図。
アパダナ(謁見の間)にあったもので、文字通りダリウス1世が謁見するところを描いたもの。

ペルセポリスのレリーフは彫りが深くて綺麗なんだよね。





こちらは、百柱の間にあった双頭の牡牛の柱頭。


ペルセポリスにあったものは、みんな角が取れてしまっていたけれど、これは角のある完全な姿。

黒光りする牡牛は重厚でかっこいい。

ペルセポリスが本来、みんなこのように黒光りした石でできていたと思うと・・・渋いよねえ。




これもペルセポリスだったか・・・違ったかもしれないけれどアケメネス朝のもの。

ペルシャ風のスフィンクスというか。

かっこいいねえ。

このスフィンクス、お花に手(前足?)をかけているのだ。
アケメネス朝のレリーフって、かっこいいくせに、どこか、かわいいのが多い。


他にもエジプトとメソポタミアの融合したようなものとか、ササン朝のものとか、色々、あって、結構、見どころは多いんですよ。イスラム後のものを集めた別館もあるし。

でね、ここで一騒動が起きたのであった。いやあ〜〜。ひょっとして火種をまいたのはわたしか?
でも、わたしは悪くないもん。いえね、前にツアーで一緒だったのと博物館で会いましてね、ほら、懐かしいから立ち話になるでしょ。そしたら、なんと、彼女のツアーはシラーズから飛行機で昨日のうちにテヘランに戻ったというのですよ。え〜〜。嘘〜〜。飛行機、飛んだのお、こっちは悲惨だったよ、などと話をしてたら、うちのツアーのが聞きつけてきたんですな。で、なになに?って聞かれたらねえ、やっぱり、飛行機飛んだんだって〜〜といわないわけにはいかないでしょう。あっという間に広まる情報・・・・。いやいや、この後は、悲惨な情景が繰り広げられたのであって、語らないことといたしませう。実は、その後も、添乗員君は大ポカをしたのよ。ああ。かわいそうだから、これ以上は内緒にしちゃおう。

まあ、無事に日本には帰れましたし。お金もちょっぴりだけど戻ってきたし。
いや〜〜。イラン自体は面白かったしね〜〜。こういう旅も、たまにはあるわな。
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