2日目・カッパドキア

さあ、今日はカッパドキアである。きのこみたいな岩山が乱立する大奇岩地域である。
大地を削って地下都市を築いたり、岩山を削って修道院を作ったりしているカッパドキアである。
わくわく。

まずは、地下都市見学に向かうことに。

なのに、なぜ、左のような写真かというと、地下都市への入口付近で見たから。

絨毯が綺麗〜〜ということで撮ったのだけれど、聞けばカッパドキア周辺は絨毯で有名なのだそうだ。

カッパドキアの奇岩はもとはと言えば火山灰。なので土地が痩せているので、昔から農業以外の絨毯作りとかが地元の人たちの収入源だったらしい。



     カイマクルの地下都市

ということで、まず行ったのがカイマクルというところの地下都市。
地下8階から10階とかまで掘り進み、多くの人が住んでいたというから驚き。

もともとは敵が侵入してきたときに逃げ込んだ場所らしく、右の写真みたいな丸い大きな石で敵が入って来れないようにしてあったりする。
こういう進入防止の石には真ん中に穴が開いてあって、そこから槍で突いたんだって。

地下都市の中には、集会所とかワインを作る場所とかもあるし、火を使うときの煙を逃がす穴とか、空気穴とか、ともかく生活の臭いがぷんぷんしていて、ほんとにここに人々が住んでいたんだということが実感できる。

内部はくねくねとしていて、ほとんど迷路。
なんとなく遊びたくなるけれど、地下都市の全貌はいまだ解明されていないくらい広くて、勝手に奥に進んで20年たった今も戻ってこない観光客とかもいるそうだから、迷子にならないようにしないといけない。どきどき。

カッパドキアには、こんな地下都市が他にもたくさんあるんだって。凄いねえ。



                                           ウチヒサール

ウチヒサールというところの岩には小さな穴が開けられていて鳩を飼っている。
それで、鳩の谷、とかいうらしい。

左の写真は、小高いところから鳩の谷を見下ろしたところ。

右側にあるのは、たぶん、自然の岩山をくりぬいて作った古代の城の跡。







えっと、ここはどこかな。

ここもウチヒサールかな。
なんか、奇岩がごろごろしているので、段々、わけがわからなくなってきている。

ごらんの通り、カッパドキアの奇岩は近くに行くとかなりでかい。
下の方にあるのは、お土産屋さんである。
ね、でかいでしょ。

ちょっと竹の子のような形でもあるなあ。ここらへんの奇岩は。





       ギョレメ


お洒落なレストランで昼食(トルコのお店はお洒落でお料理もおいしいよ)の後は、ギョレメ谷に移動。

ここは岩を掘って作った岩窟教会が多いので有名なところ。
教会群はギョレメ屋外博物館となっているのだけれど、右の写真はそこに向かう途中で撮ったもの(だったと思う)。


なんかお城のような風情である。

かっこよかったから撮った。



・・・それだけ。

ともかく、こんなのが、いたるところにごろごろしているのですよ。






で、右がギョレメ屋外博物館の教会群のひとつ。

岩を綺麗に彫って(掘って?)教会にしているのだけれど、それが一つや二つじゃない。
なんか、いっぱいある。

今ではカッパドキア周辺に住んでいる人は、ほとんどがイスラム教徒なんだけれど、昔は、キリスト教徒が多くて、地下都市なんかを築いた人たちもキリスト教徒だったらしい。
ここの教会は7世紀ころから11世紀ころまでに作られたものが多い。

内部は撮影禁止なんだけど、素朴なフレスコ画が綺麗に残っている。
龍を退治する聖ジョージの壁画というのは、この地方で好まれたテーマ。この地方出身の聖人らしく龍は異教徒の象徴とも。
他に、もともとは美貌の女性だった髭のある聖人オノフリウス(わけわからんが、美貌のゆえに軽薄だった女性が改心して悔い改めたので、神が男から身を守るために長い髭を与えたというらしい)とか・・・。


自由時間になってぶらぶらしていたら、なんか有料の教会を発見。

面白そうだから入ってみたら、すげえ。
ということで写真を撮ってから気付きました。
ここも撮影禁止です(汗)。

ごめんなさいごめんなさい。
でも、他の人も撮ってたよ(人のせいにしてはいけません)。

で、懺悔の気持ちもこめてUPする。

これはキリストだよね。他にも天使とか、青を背景にびっしりとフレスコ画が描かれている。
薄暗い中で青がなかなか印象的。

あとで調べたら、ここが有名な「くらやみの教会」だった。ギョレメ屋外博物館の中でも、最も有名な教会だったのである。

お金払ってよかった。
やっぱり、旅先ではけちってはいけませんな。



自由時間も残り少なくなってきたので、ぶらぶらとバスに向かう。



途中にも奇岩がごろごろしている。

右の奇岩のそばでは、らくださんがお客待ちをしていた。



駐車場の付近には、土産物屋さんとか、飲み物を売っているお店とかが結構多い。

ともかく日差しが強く、暑いので、水分補給をしようかな〜と思ったら、アイスクリームがあったので、そっちを買うことに。
トルコのアイスクリームというのは、びよ〜〜んと粘るので有名なんである。

でも、なめた感じはそんなに違わないかな。



どこかで座って食べようかと思ったら・・。

猫さん発見。

仔猫である。
かわいい。

逃げない。

それどころか、寄って来る。
遊んでくれる。
なでさせてくれる。
声をかけるとミャ〜とかお返事してくれる。

なんて、いい子なんだ〜〜。

トルコの人たちは、かなり猫を可愛がっているみたい。
猫の方も、人間は可愛がってくれるものと信じているらしい。
そういえば、昨日の猫もそうだった。

猫さんと遊んでたら、アイス、溶けちゃった。



その後もカッパドキア観光は続く。
バスで、色々なポイントを回っていく。
車窓からの風景も、奇岩ぞろいで飽きることはない・・・。



左は、有名な「妖精煙突」。


白い奇岩の上に、黒い帽子のような岩が乗っていて、地元の人たちは妖精の煙突と呼んでいるのである。

といっても、写真のこの岩が有名なんではなく、こんな岩はたくさんある。
たまたま、撮ったのがこれ。

つまり、妖精煙突は、いたるところに、ごろごろあるわけ。
妖精ちゃんの集落か。

下の白い部分は火山灰の凝灰岩、上の黒いのは玄武岩らしい。
長い間に、下の柔らかい部分が削られ、このような形になったとのこと。
何万年という時間がかかっているはずだが、妖精ちゃんが作ったという説明の方が納得できるかも。





左はデルベントの谷というところにある「らくだ岩」。

説明も何もいらないと思うけど、「らくだ岩」。


このあたりは、岩の色がちょっと赤いので「ピンクの谷」とも言われているとか。

らくだ岩は道のすぐそばにある。
近寄ると、これも、結構、でかい。





最後に行ったのが、この「きのこ岩」

やっぱり説明も何もいらない。



巨大なきのこ


いや・・

巨大なしめじ。




これも妖精煙突の一種なんだけど、こうなると、もう「きのこ」としか言いようがない・・・。





いや〜カッパドキアは面白いなあ。地下都市だって、他にもたくさんあるっていうし、教会だってギョレメ以外にも有名なのがたくさんあるらしい。
1日かけて、けっこう見たつもりだけれど、実際は、メインをほんの一部ということみたい。
調べたら、カッパドキアの広さは30キロ×30キロというから凄い。トルコに何回も行く人が多いのが、ちょっとだけど分かってきたような・・・。

明日はアンカラに戻って、イズミールに移動する予定。
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