4日目・パムッカレとヒエラポリス


トルコ4日目。
目覚めれば、窓の外はエーゲ海である。
うう。快感。

自分でも、ずいぶんとみ〜は〜だとは思うのだけれど、やっぱ、「エーゲ海」という響きはいいですなあ。

なぜか、幸せ。

今朝は、ベランダから、昨日とは違う角度を撮ってみたりして。

綺麗だなあ。海。



今日は、世界遺産のパムッカレとヒエラポリスを観光する予定。

右は、途中で見た果物屋さん。

右奥にスイカがあるんだけど、これが甘くておいしい。
形は日本みたいに丸くなくて、ちょっと長め。

他にも、トマトとか桃とか。
やたらおいしいです。
お日様が強いからかなあ。

陽射しはかなり強い。




パムッカレというのは「綿の城」という意味。ここは白い石灰棚に美しい青い温泉が湧き出ていることで古代から有名な場所。青い温泉をたたえたプール状の棚が幾重にも積み重なっていて、なんともいえない美しさと評判の場所。
古代から保養所としても人気があり、紀元前2世紀にはペルガモン王国が、その後はローマ帝国が都市を築いている。
温泉が出るだけあって、有毒ガスが発生する洞窟もあって、そこでは地下の神プラトの支配する聖域として祭司が神託を行ったとか。さすがに今は立ち入り禁止になっているらしいけど。



バスに揺られて3時間くらいだったか・・・
前方に白い丘が見えてきた。
いよいよ、パムッカレた。

確かに、まっしろ。
綿の城とはよく名づけたものだ。
雪が積もってるみたいだ。

でも、ここからは青い水は見えませんねえ。
もっと近寄らないとだめみたい。

まずは、この上のヒエラポリスを観光してから、その後、ゆっくりとパムッカレと見ることになった。




ヒエラポリス

   ネクロポリス(墓地)

ということで、まずは、ヒエラポリスの郊外に位置するネクロポリス(墓地)へ。

右のような家形のお墓や、棺、円墳のようなお墓が、いくつも並んでいる。
なんでも、ここのネクロポリスはトルコでも最大規模とか。

墓地なんだけど、陽射しが明るいから、墓地のような気がしない。こんな陽射しではお化けも出られないんじゃないか。う〜ん。こういうところで亡くなると死生観も違うんだろうなあ。





  列柱道路

ネクロポリスの、すぐそばにはローマ時代の遺跡が残っている。

浴場跡とかを見学しながら、先に進むと3つのアーチが特徴のドミティアヌス帝の門。

門をくぐれば、ローマ帝国お決まりの列柱道路である。

修復はあんまり進んでいるとは思えないけれど、青い空に白い遺跡というのは気持ちがいいんだよね。
暑いけど。




列柱道路をぶらぶらあるいていると、柱の間から、遠方になにかが見える。

カメラを望遠にして覗くと、円形劇場である。

見たい。
見たいよお。

「あそこまで、行くんだよね?」って添乗員さんに聞いたら、「時間がないんですよ〜。円形劇場は明日のエフェソスにもありますから」

ぬあにい。
そんなもんじゃあ、ないだろ〜〜に。

・・・時間がないというけど、ほんとにないわけじゃあないだろう。
実は今回のツアー、高齢者の方が多い。
この暑さ、お年寄りには辛いんだろう。

ううう。ツアーの辛さで、残念ながら円形劇場は断念である。
後で調べたら、この円形劇場は、「ヒエラポリス遺跡の中の圧巻」といわれているものであった。しくしく。



パムッカレ

ということで、泣きながら円形劇場を断念して、バスでパムッカレの石灰棚に移動する。

訪れたパムッカレは、確かに綺麗だった。

上から、段々に白い棚が山の傾斜地に連なり、そこを青い水(実は温泉)が流れているのである。水の青い色は温泉のなせるわざ。白い棚は温泉に含まれる石灰質が長い年月の間に作り上げたもの。綺麗なんで2枚ほど。クリックすると大きくなります。


とはいえ、よく見ると、青い水をたたえていない干上がった石灰棚も目に付く。

実は、このパムッカレ、世界遺産に登録され、観光客が押し寄せるようになったため、付近にホテルが乱立し、そのホテルが勝手に温泉を引いたりしたものだから、湯量が激減してしまったのである。
その後、ホテルが温泉を使うことは制限されたりしたらしいが、一度減ってしまった湯量は戻らない・・・。

昔はこの石灰棚のプールに入ることができたということだけど、今は、限られたごく一部にしか入れなくなっている。
ちょっと寂しい。
パムッカレには博物館(ローマ浴場)などもあり、本当ならば、近くに宿をとって、もっとゆっくりしたいところ。湯量が減ったとはいえ、まだまだ綺麗であるし。




クシャダスに戻って、港のレストランで夕食。


しつこいけど、エーゲ海。



岸沿いに、野外レストランというのかな、レストランが並んでいる。

ここで、日本人バックパッカーに会った。
一ヶ月ほど世界を回っているらしい。
これから、船でギリシャに行こうかと思っているんだって。
いいなあ。
でもね、仕事をやめて旅にでたのはいいけれど、日本に帰ってからが心配だって。たしかにね。

帰国後の心配さえなければ、数ヶ月さまよってみたいものだけれど、結局、度胸のないわたしとしてはツアー旅行を続けるしかないんだろう。

明日は1日、エフェソス観光。遺跡三昧の1日の予定。



トルコ5日目に進む
旅行記(トルコ)TOPに戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送