アビドス

アビドスはルクソールからナイル河に沿って約100キロ北上したところにある聖地。車だと1時間半くらいだろうか。
もともと、ここアビドスはオシリス神の墓地とされた場所で、古代エジプトでは巡礼の地であった。オシリスは再生の神だから、歴代の王や貴族は、死後の再生を願って、この地に祠堂や石碑を奉納したらしい。
現在残っているもののなかで有名なものは、ラムセス2世の父セティ1世の葬祭殿と、それに隣接するオシリス神の墓といわれるオシレイオン、そして、砂丘を少し歩いたところにあるラメセス2世神殿。

セティ1世葬祭殿

セティ1世葬祭殿はセティ1世が建築を始め、息子であるラメセス2世が完成させた神殿で、とても保存状態がいい。

ここには6つの神とセティ1世が祭られていて、入口も7つ、至聖所も7つある。

内部に入ると、列柱室の奥に、右から、ホルス神、イシス女神、オシリス神、アモン・ラー神、ラー・ホルアクティ神、プタハ神、そしてセティ1世という順に至聖所が設けられている。



内部は少し暗いけれど、ここに残されたレリーフは彫りも色もとても綺麗で、この神殿が「エジプトで最も美しい神殿のひとつ」と言われるのも納得。

それに、祭られている神が多いから、様々な神々の姿を見ることができて、とても楽しい。
女神の髪の毛や、神々の服装、それに椅子などのレリーフはとても細かくて、繊細でもある。




また、この神殿はラメセス2世が父セティ1世のために完成させたものであるだけに、父と子を描いたレリーフも多い。。
左下は、ラメセス2世の幼い時の姿で、この髪型は少年に特有のものらしい。とても彫りが繊細で綺麗。
右下は、「アビドスの王名表」というかなり大きな壁面に描かれたセティ1世と幼いラメセス2世。壁面の右側から左側にかけて、エジプト第一1王朝の初代王からセティ1世までの王の名前が延々と描かれており、一番左側にこの親子のレリーフが描かれている。
王名表のそばには、ラメセス2世と王子を描いた大きなレリーフもある。



オシレイオン

セティ1世葬祭殿のすぐ隣にあるのが、オシリス神の墓所と言われるオシレイオン。
古代の人々が巡礼に訪れた場所である。


このオシレイオン、セティ1世葬祭殿より、かなり低い位置にある。

地下水がひどく、すっかり水に浸かってしまっている状態で、上から眺めるくらいしかできないけれど、巨大な石柱は見事である。



帰国後に見たテレビでは、元々、オシリス神の石棺の周囲に水が張ってあったのではないかとかやっていた。

本によっては「原初の海から創造された聖なる大地を象徴している」とも書いてある。



上からは水に浸かっていない回廊部分とかも眺めることができ、結構、残っているレリーフも美しい。




ラメセス2世神殿
セティ1世葬祭殿から砂丘を2・300メートル歩くと、ラメセス2世がオシリス神にささげたラメセス2世神殿がある。ここはセティ1世葬祭殿より規模も小さいし、屋根もなく、壁の上の方は崩れてしまっているが、残っているレリーフの色は鮮やかである。
この神殿も外側の壁面には、またもカデシュの戦いが彫り込まれている。


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