カカシュトラ


カカシュトラという遺跡も、今回のツアーで初めて知ったマヤの遺跡だ。壁画で有名ということだが、日本では、マヤの壁画といえばボナンパクであるし・・・。
しかし、実際に行ってみて、あまりの保存のよさに驚いた。ボナンパクには行っていないので、もちろん比較はできないが、もっと有名になってもいい遺跡だと思う。

カカシュトラはメキシコシティから車で2時間ほどのところにある。遺跡の性格としては、オルメカの末裔との評価を受けているらしい。メキシコ高原にあるマヤ遺跡は珍しいが、ともかく帰国後も探してみたが資料がない。誰か詳しい資料を知っていたら、ぜひ、教えて欲しい。


カカシュトラ遺跡は、小高い丘の上にある。

写真で分かるように、遺跡全体に屋根がかけられている。
屋根は、壁画保存のため、なんと日本のJICAが協力して作ったのだそうだ。

遺跡入口に入ると、左手に神殿の基部のようなものが見え、ガラスケースで厳重に保護されているのが目に付く。


このガラスケースで保護されているのがカカシュトラで一番有名な壁画。マヤブルーといわれる青が美しい戦闘シーンである。ジャガーの戦士と鷲の戦士の戦いの場面とも、昼と夜の戦いとも、マヤの生死観を表現したものともいわれているようだ。

ガラスケースで光ってしまって、とても撮りにくかったが、なんとか頑張ってみた。サムネイルにしたので、クリックしてみて欲しい。




遺跡自体の保存状態は左の写真からもわかるように、あまりよくない。
それなのに、なぜ、こんなに見事に壁画が残っていたのだろう・・。

本当に奇跡としかいいようがない。


マヤブルーだけでなく、わたしには赤も印象的だった。
たとえば左の写真には、とうもろこしと神官、それに雨神としての蛙の壁画が写っているのだが、赤が綺麗。


近寄れないので、必死に望遠で写してみた。これもクリックすると、もう少しはっきりみえるはず。他の蛙もどうぞ。



ともかく、やたら鮮やかな壁画には驚かされるばかりだ。しかも、はっきりは残っていないが、やはり壁画が描かれていたのだと分かるような場所がいたるところにある。
往時はどんな見事な場所だったのか。




なぜ、あまり知られていないのだろう。不思議だ。こんなに見事なのに。


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