アナケナ・ビーチ


アナケナ・ビーチはイースター島には珍しい白い砂の美しい海岸だ。伝説のホツマツア王がイースター島に上陸したのがここ。最近ではトンガリキのモアイ達を修復するためのクレーンもここから上陸している。




ここにはイースター島で最も保存状態がいいモアイが並ぶアフ・ナウナウとホツマツア王のモアイと言われる一体のモアイがある。

写真中央がアフ・ナウナウ。
左端にぽつんとあるのがホツマツア王のモアイ。

ここのモアイの保存状態がいいのは、この白い砂にある。モアイ倒し戦争で倒されたモアイ達はこの柔らかい砂に埋もれ、結果的に風化等から守られることになった。

イースター島に唯一残るモアイの目も、ここから発見されている。


これからも、何か凄いものが砂の中から発見されるかもしれない。



アフ・ナウナウには全部で7体のモアイが並び、そのうち5体はほぼ完全な形で残っているし、4体は頭にプカオも載せている。

モアイ達は彫りが深く、かっての支配者長耳族の特徴である長い耳を持っている。プカオについては帽子という説と髪型(髷を結っている)との説がある。
後ろに回ると、胴体の真ん中あたりには紐のようなレリーフがあり、また渦巻き模様のレリーフも残っている。


もともとはモアイには色々なレリーフが彫られていたらしい。大英博物館には2mくらいの小さなモアイがあるらしいが、そのモアイの背中には鳥人間など色々なレリーフが美しく彫られているそうだ。ちなみに、お土産屋さんのモアイの中にもレリーフを描いているものがある。
ここはモアイが置かれているアフ(祭壇)も面白い。
左下の写真の真ん中あたりに彫られているのはトカゲ人間。ちなみに右下にちらりと写っているのは祭壇に使用されたモアイの顔(目がちょっと写っているかな)。
他にも人物のレリーフなども残っている(右下)。






こちらは一体だけ離れた丘の上にあるホツマツア王のモアイ

アフ・ナウナウのモアイと比べて、これは顔が丸い。
おそらく古い形なんではないかと思う。

このモアイはヘイエルダールがモアイを立てる実験のために使ったものなのだそうだ。地球の歩き方によると島の石や木を使って12人がかりで18日間もかかったのだそうな。
実際、クレーンのなかった昔、どうやってモアイを運び、立てたのか。未だにわからないというのは、ちょっとステキかも。






モアイの話ばっかりになってしまったが、アナケナ・ビーチはとても綺麗な場所だ。

白い砂浜に青い海
やしの木も多く、植えられている。

イースター島では数少ない海水浴場ということだ。
私が行った8月は現地は冬に当たるので、さすがに泳いでいる人たちはいなかったが、地元の人たちがバーベキューを楽しんでいた。

やしの木の下にテーブルとベンチもあり、トイレ(ここも清潔だった)がある貴重な場所。




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